未来を考えるために、歴史を見る

『人工知能は私たちを滅ぼすのか』を読んだ。

この本を読むきっかけは、「未来を予測するにはどうしたらいいのか」という話をしていたときに、「この本を読めばわかるよ」と言われたことだった。

読んでみると、思っていたよりも歴史の話が多かった。AIやコンピュータの未来について考える本なのに、過去の研究者たちが何を考え、何を予測し、どんな技術を作ってきたのかが中心に書かれていた。

最初は少し意外だったけど、たぶん未来を考えるには、歴史を見る必要があるということなのだと思う。

「未来を予測する最善の方法は、それを発明することだ」という言葉がある。けれど、未来を作る人たちは、ただ未来だけを見ていたわけではなく、過去の技術や思想の積み重ねを見ながら、次に何が起きるのかを考えていたのかもしれない。

昔のコンピュータ科学者たちが、今につながるような予言をいろいろしていたことも印象に残った。未来に見えるものの多くは、突然出てくるのではなく、過去の中にすでに種がある。

賢者は歴史から学ぶ、という言葉がある。AIやコンピュータの世界でも、それは同じなのかもしれない。

未来を考えるために、歴史を見る。

この本を読んで、その感覚が少しわかった気がした。